映画「ラ・ラ・ランド」を観てきました。
今年のアカデミー賞でとても話題になっていた作品です。
往年のハリウッドミュージカルへのオマージュがあふれていて
夢のようなシーンも多くありながら、夢ばかりの映画ではないです。
スパルタ指導でジャズドラムに挑む映画「セッション」を作った
デイミアン・チャゼル監督の作品。
あの映画でひたすらにドラムに打ち込む姿は痛々しかったので
多少不安に思いながら見はじめましたけれど。
オープニングとラスト10分のミュージカルシーンは圧巻です。
大きなスクリーンで観てよかった!と思う華やかさ。
昔からミュージカル映画はよく見てきたので
「バンドワゴン」「シンギング・イン・ザ・レイン」「スウィート・チャリティ」
「パリのアメリカ人」「ウエストサイド・ストーリー」...
あの映画、この映画によく似たシーンも次々と出てきて
これはフレッド・アステア、あちらはジーン・ケリー、
ここはオードリー・ヘップバーン...と
そんな目線で見るのも楽しかったです。
何より、この監督はきっと頭のいい人なんだろうなぁ...と思ったら
なるほどハーバード大出身とか。
ミュージカルやジャズに対する独特な愛情表現に満ちた映画だな、と思いました。
「突然街中で歌い踊り出すミュージカルは苦手」という方も多いですけれど、
おぉ、そんなところで踊り出してしまいますか!というシーンは
観ていて気持ちがいいくらい。
次に見るときはその部分は覚悟して観られるので
もっと楽しめそうに思います。
まだまだ満席でした。
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