少しご無沙汰しました。
元気です。
今日は「夏至」 いちばん日が長い日。
けれど今日の東京は台風みたいなすごい風雨。
こんな日はできるだけ屋内での仕事をするに限ります。
...というわけで、
「叶結び(かのうむすび)のオーナメント」を作っていました。
「叶結び」はなぜそう呼ぶかといえば、
仕上がった結びの表側には「口」の形が
そして裏側には「十」の形ができてきて。
「口」と「十」で「叶える」となるから、と言われています。
二重にした組紐で結び、
紐の先をほぐしてタッセル状にして仕上げてみました。
願いを込める和風ギフトのオーナメントになりそうです。
手元にあったいろんな紐で試してみましたが
やはり「組紐」として売られている紐がいちばん結びには向いていますね。
先日偶然「組紐」をテーマにしたテレビ番組を見ていたのですが、
伝統工芸としての組紐には結びにもいろいろな意味があって
たとえば、代々その家に伝わる袱紗結びもあったそうで。
なぜかといえば、外部の人がこっそり開けて中身を取り出したり、
すり替えたりできないような「鍵」の役目を担っていたそう。
デザインとしての美しさだけでなく
意味や機能、そして祈りなどの想いも込めてある。
奥が深くてまたいろいろ知りたくなりました。
●こちらが表「口」
●こちらが裏「十」
0コメント