映画「バックコーラスの歌姫たち」

2013年に公開されたドキュメンタリー映画

「20feet from stardum(邦題:バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」を観ました。


名前はほとんど覚えてなかったけれど

出てくるどのシンガーも60年代からいまにいたるまでの

さまざまなヒット曲のなかで


さながら「イントロあてクイズ」みたいに

コーラス部分だけで、何の曲だか当てられるくらいに

そうそう、この曲のこの声!と

知っている歌声の持ち主ばかりでした。


彼女たちは自分たちの歌のことを「gift」と言います。

そしてシンガーであることは「This is a calling」(天職)と。


それこそ「神様からいただいた才能」を

「神様から呼ばれて使命として務める」仕事というような意味かなと。


それだけ才能豊かな彼女たちでも

人種差別に苦しんだり、「女」であることを主張させられたり、

ソロ活動はうまくいかなかったり...と苦労も多くあって

時代の流れをひしひしと感じるシーンも多いです。


スティービー・ワンダーが歌うことについてとても素敵なことを言ってました。

「It's up to you to perfect that gift you've been given.

 Put your spirit into that song.

   Focus on the words that you singing.

  Get into the experience that you are singing about

  and sing your heart out」


「神様にいただいた才能を発揮させるのは自分次第。

 歌に魂を込めて

 歌っていることばに集中して歌うんだ。

 自分が歌っていることを体験するように

 想いをこめて歌うんだ」みたいな感じでしょうか。

 (意訳:yurico)


うたうことばかりではなくて

自分が真摯に向き合うすべてのことに通じることかなぁと思って

書き留めた言葉です。


いまは機械で音程も調整できてしまうし、

多重録音などもできるから

プロのコーラスの需要は減っているのだそう。


けれど、ほんとうのひとの声だからこそのぬくもりや

そこにこもった想い...そういうものの大切さを

出てきたプロデューサーやミュージシャンが語っていたのは印象的でした。

TODAY IS A GIFT

編集ディレクター&ラッピング・コーディネーターのyuricoです。 Jazzも歌っています。 東京のことと、ときどきパリのこと。 ちょっとうれしいこと、 たのしいおしゃべり、 おいしいごはん、 よい音楽、 やりがいのある仕事、 素敵なことば、 気持ちのいい空や風… 日々のちいさな〈GIFT〉メモ。

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