パリで布を買う マルシェ・サン・ピエール編

パリの町には専門店が集まった通りやエリアがあります。

東京で例えるなら、
キッチン問屋は合羽橋
生地問屋は日暮里
食の卸は築地…のような


業務でも、お店によっては個人でも

買うことができるお店。


9区のメトロの駅 Anvers から坂を登っていく両側には

布屋さんがたくさん並んでいます。

(もっとずっとのぼっていくとサクレクール寺院がある付近です)


なかでも大きいのはサン・ピエール広場に面したところに位置する

MARCHE SAINT-PIERRE マルシェ・サン・ピエール

白い4階建てのビルにブルーの店名が目立つのと

外にずらりと布が並んでいるのですぐに見つけられます。

建物いっぱいの布...と考えると

どれだけ種類が豊富なのかも想像がつくでしょうか。


道を挟んだところに赤い文字で店名が書かれた別館には

リボンやボタン、コード、タッセル...などの手芸用品がいっぱい。

こちらもビルいっぱいにさまざまなものが並んでいるので

上から下まで見ていると時間がいくらあっても足りないほど。


ちなみに買い物をするときは

いきなりレジに持っていっても断られてしまいます。

数を数えたり、計算するのはフロアのスタッフの仕事のようで、

レジの方は会計専門らしい。

「向こうで計算してもらってから来てちょうだい」

みたいなことを言われたように思って(笑)

フロアにいたおじさんに「これがほしいのだけど」と見せると

数を数えてメモに金額を書いてくれました。

フランス語が通じなくても

持っているものと数さえ身振り手振りで通じれば大丈夫。

とはいっても、数字の書き方が独特なので

これまた身振り手振りで金額を確認したのですけれど(笑)


探していた糸切り鋏やお土産用のタッセルも見つけられて

よい買い物ができました。


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TODAY IS A GIFT

編集ディレクター&ラッピング・コーディネーターのyuricoです。 Jazzも歌っています。 東京のことと、ときどきパリのこと。 ちょっとうれしいこと、 たのしいおしゃべり、 おいしいごはん、 よい音楽、 やりがいのある仕事、 素敵なことば、 気持ちのいい空や風… 日々のちいさな〈GIFT〉メモ。

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