Notre-Dameは英語にしたらOur Lady。
わたしたちの貴婦人、とは、聖母マリアのこと。
パリ・シテ島にある大きな教会、ノートルダム大聖堂が
火事の被害に見舞われたニュースを知ったのは昨日の朝のことでした。
ほんとうに驚いて、悲しくなってしまって、
映像はできるだけ見ないようにしていたのだけれど、
パリ市民が祈りの歌を捧げる様子には一緒に祈らずにはいられませんでした。
半日以上が経って、ようやく鎮火の知らせも入り、
今日ニュースで見た様子は
祭壇の真上の屋根がすっかりなくなってしまって
とても衝撃的だったけれど、
差し込んだ光の奥に十字架とピエタのマリア像が浮かんで見えたときには
マリア様へのみんなの祈りが届いて鎮火できたようにさえ思えました。
戦禍を超えていまに至った世界遺産が
火事で儚くも燃えて崩れてしまったことはとても悲しい出来事ですが、
幸いにもけが人はなく、
多くのステンドグラスや彫刻などは難を免れることができたとのこと。
再建には長い時間と費用と多くの力が必要かと思いますが、
美しい姿が再び見られることをこころから祈ります。
写真は数年前の年明けに妹と一緒にごミサに授かった時の写真です。
祈りの言葉はわからなくても、
式次第は全世界共通なので、体感としてわかる(気がする)という
とても不思議な体験ができたことを思い出します。
パイプオルガンの音色がすばらしくて
演奏後に拍手が沸き起こったのも素敵なできことでした。
これらもまた再建には時間を要することと思いますが
美しい空間が戻りますように。
0コメント