数寄屋橋交差点から新橋に向かう途中で
吹き硝子らしき扉を見かけて思わず立ち止まったら
どうやらギャラリーのよう。
扉を開けてみたくなって(笑)
思わず入ってみましたら回り階段の下に
素敵な時空が広がってました。
この日開催されていたのは輪島塗師・赤木明登さんの「茶の箱展」。
漆の器だけではなくて、
陶磁器や鋳物、竹細工など
工芸作家の作品と組み合わせた美しい茶道具が
仕覆(しふく)と呼ばれる茶道具の袋に入れられて
箱に納められるように整然と展示されていました。
さながら上品で高級な大人のおままごと道具。
そのまま野点に出かけてお茶を一服いただきたくなるような
そんな茶の箱とお道具が10種類くらいあったでしょうか。
伺うと仕覆は生地の染めから作られたもので
仕覆に収める前の器と
納められた形が
左右対称に並べられている遊び心もあって
しばらく眺めて楽しみました。
お茶の嗜みがあったら
もっと深くいろんなことがわかるのでしょうけれど。
そうでなくても見るだけで美しい、と思うのもいいですね。
12日(日)まで開催されています。
ぜひあの硝子の扉を開けてみてください(笑)
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