「エルミタージュ美術館」展に行ってきました。
正確には「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」。
「エルミタージュ」はサンクトペテルブルクにあるロシアの国立美術館。
「オールドマスター」は16世紀ルネサンス期から
17〜18世紀のバロック期とロココ期に活躍した巨匠たちのこと。
イタリア、オランダ、フランドル、フランス、ドイツ、イギリス...と
ヨーロッパ各地の名作の数々が日本にやってきてました。
もともとは大帝・エカテリーナ2世が
収集し始めた美術品を親しいひとに見せた場所がはじまりで
その美術室につけた名前がフランス語の「Hermitage(エルミタージュ)」。
日本語にすると「隠れ家」なのは、
大帝がそんなふうに思ってたのかなぁ、と想像する。
考えてみると
かつてとある女性が集めた絵画が
250年以上のときを超えて、
こうして日本で見られることって、すごいこと。
もしかしたら一生見る機会がなかったかもしれない
作品たちと向き合っていると
時の流れやそれぞれの絵に描かれた背景をなんとなく想像しては
その壮大さになんだか圧倒されたり。
残念ながら地理にも歴史にもそんなに明るくないので
興味を持ったほんの少しのことをあとから少し調べるくらいなのだけれど。
なにより、目の前に「ホンモノ」がある。
その存在感がなにより圧倒的でした。
6月18日まで森アーツセンターにて開催中。
ちなみに、エレベーターで向かいながら、若いひとが多い!と思ったら
隣でやっていたアメリカンコミックの展示会「MARVEL」に向かうひとでした。
宮殿美術展の帰りにアメコミのお土産物売り場を通るという
誠に日本的ななんでもありな感じがおもしろかったです。
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