願いが叶う「叶結び」

少しご無沙汰しました。
元気です。

今日は「夏至」 いちばん日が長い日。

けれど今日の東京は台風みたいなすごい風雨。
こんな日はできるだけ屋内での仕事をするに限ります。

...というわけで、

「叶結び(かのうむすび)のオーナメント」を作っていました。

「叶結び」はなぜそう呼ぶかといえば、

仕上がった結びの表側には「口」の形が

そして裏側には「十」の形ができてきて。

「口」と「十」で「叶える」となるから、と言われています。


二重にした組紐で結び、

紐の先をほぐしてタッセル状にして仕上げてみました。

願いを込める和風ギフトのオーナメントになりそうです。


手元にあったいろんな紐で試してみましたが

やはり「組紐」として売られている紐がいちばん結びには向いていますね。


先日偶然「組紐」をテーマにしたテレビ番組を見ていたのですが、

伝統工芸としての組紐には結びにもいろいろな意味があって

たとえば、代々その家に伝わる袱紗結びもあったそうで。


なぜかといえば、外部の人がこっそり開けて中身を取り出したり、

すり替えたりできないような「鍵」の役目を担っていたそう。


デザインとしての美しさだけでなく

意味や機能、そして祈りなどの想いも込めてある。

奥が深くてまたいろいろ知りたくなりました。


●こちらが表「口」

●こちらが裏「十」

TODAY IS A GIFT

編集ディレクター&ラッピング・コーディネーターのyuricoです。 Jazzも歌っています。 東京のことと、ときどきパリのこと。 ちょっとうれしいこと、 たのしいおしゃべり、 おいしいごはん、 よい音楽、 やりがいのある仕事、 素敵なことば、 気持ちのいい空や風… 日々のちいさな〈GIFT〉メモ。

0コメント

  • 1000 / 1000