Musee des Arts Decoratif(パリ装飾芸術美術館)で開催していた
「Christian DIOR, Couturier du Reve」展のお話の続きです。
この展示会は見せ方がまたとてもユニークでした。
実際のオートクチュールのドレスが並んでいるだけでも
細部まで見ごたえがあるのですけれど!
たとえば、
1950年代中頃、ファッション写真がとても素敵な時代があって。
そのころの有名な写真がガラスに大きく投影された向こうにドレスが飾ってあったり。
(ときどきついたり消えたりする仕掛けなので、
写真を見ているつもりでいるとフッとドレスが見えたりするのです)
最近のコレクションは
ライトのフレームのなかにディスプレイ。
上から下まで白い空間は仮縫いや試作の展示。
とはいえどれもディテールまでとてもていねい。
イブニングドレスは舞踏会のような広間にて。
途中でライティングも変わる仕掛けも。
すべての展示を見終わって、
また入口に戻ると彼が最初に発表したコレクション「NEW LOOK」のドレス再び。
華やかで美しいドレスもたくさんあるけれど
原点はこのエレガントでシンプルなラインなんだなぁ...と
改めて美しいなぁ...と思いながら帰途に着きました。
ちなみにとても人気と聞いていたこの展示会。
この日は朝並んだ時点で裏側までの長蛇の列。
聞くと「5〜6時間待ち」と!
せっかくこのために来たのだし...と覚悟を決めて
結局3時間ほど待って入場することができました。
長く待った甲斐のあるすばらしいエキビジションでした。
#Christian Dior #Couturier du Reve #Musee des Arts Decoratif #パリ装飾芸術美術館
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