パリのマレ地区は石畳の昔ながらの街並みに
個性的な店が並んでいて、歩いているだけで楽しいエリアです。
あまり詳しいわけではないので、
適当に歩きすぎるとなにもない通りに行き当たったりもするのだけれど、
迷うこともまた楽し(苦笑)
ポンピドゥセンターやピカソ美術館などがあったり
雑貨店や流行りのブランドショップやカフェがあったり
アクセサリーや服飾の材料を売る店があったり
ダンスのスタジオやライブハウスがあったり...
この日はファッションや雑貨のお店を探しているうちに
水引飾りのような紙のディスプレイを見かけたので
思わずお店に入ってみました。
そういえば、パリのどこかに水引のお店があるはず...と
そんなことも頭をよぎったのですけれど、ちがいました。
よい香りのするキャンドルのお店TRVDONです。
感じのよいオーナーさんに
「日本の水引結びのようなデザインのウィンドウを見て入ってきたんだけれど...」と話しかけると
「きれでしょう?ギフトボックスのデザインに使ってるんですよ」と
素敵なパッケージを見せてくださいました。
ほぉ...日本人としてなんだかうれしいなぁ...と思う一方で
4本の水引って、日本ではありえないけど、バランスはきれいね...と
複雑なことも思ったりしつつ。
シックでエレガントな色使いがとても素敵なお店でした。
帰って調べてみると
1643年創業のキャンドルメーカーTRVDONのショップでした。
ずっと長くこの地にあるショップのひとつなんでしょうね。
フランスの老舗メーカーが
日本の水引のデザインを使ってらっしゃること、
とても素敵に思いました。
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